補助金と助成金ノート

北陸の田舎で経理(13年)をしております。主に実体験を踏まえた補助金や助成金について綴ります。

訪日外国人を受け入れのための環境整備には【訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業】を利用しよう!

訪日外国人の増加は年々増え続けています。日本に興味を持って頂くことはとても嬉しく思いますが、まだ訪日外国人を受け入れるための環境整備が万全だとは言えません。

 

『訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業』を利用することで、訪日外国人が不満に思っているトイレやwi-fiなどの環境整備を、補助金を受給しながら進めることが可能です。まさに現代のニーズにマッチした補助事業と言えます。

 

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●観光庁によるカテゴリー

カテゴリーについて

『訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業』では、外国語を話せるスタッフのスキルと正規雇用か非正規雇用かによってカテゴリーが分かれています。カテゴリーによって補助対象が異なるため、まずは下記をご覧ください。

 

カテゴリー

内容

I

パートタイムで英語対応可能なスタッフがいる、又は、電話通訳サービスやボランティアの活用等により英語対応でき、地域内の観光や交通の情報提供ができる。

II

英語で対応できるスタッフが常駐し、広域の観光や交通の情報提供ができる。

III

英語を含む3言語以上での対応(英語はスタッフが常駐)ができ、全国の観光や交通の情報提供ができる

 

カテゴリーが分かれているものの、スタッフかサービス、ボランティアなどで常に英語による案内ができる状態であることが必要です。

 

●補助対象となる事業

『訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業』の補助対象となる事業は大きく4つに分かれています。それぞれ見ていきましょう。

 

 

 

外国人観光案内所

カテゴリー

内容

Ⅰ以上の認定をされた。または、認定される見込みがある観光案内所

1.多言語翻訳システム、多言語案内用タブレット端末といった先進機器導入費

2. 無料公衆無線LAN環境整備の経費

3.スタッフの研修費

 

Ⅱ以上の認定をされた。または、認定される見込みがある観光案内所

1. VR機器、デジタルサイネージといった先進機器導入

2. 多言語での情報発信に関わる整備・改良費

3. 外国人観光案内所の整備・改良に要する経費

 

 

観光拠点情報・交流施設

事業種

内容

基幹事業(情報発信機能向上事業)

掲示物の多言語化や案内表式などの整備経費

効果促進事業

ホームページの多言語化や交流施設、洋式トイレの整備などに必要な経費

 

効果促進事業は基幹事業の場合のみ補助対象となる点に注意してください。

 

 

多様な宗教・生活習慣への対応力の強化

事業種

内容

啓発事業

・謝金

・講師の旅費

・会場借料

・印刷製本費

・セミナー開催にあたり必要となる費用

 

視察事業

・参加者の旅費

・印刷製法

 

 

 

公衆トイレの洋式便器の整備及び機能向上

基本整備項目

・和式便器の洋式化

・キャパシティ不足に伴う洋式便器の増設

・温水洗浄便座を新規に設置するものに限り、洋式便器の交換

・建替、増築、新築時の洋式便器の新設

追加整備項目

・温水洗浄便座の設置などの機能向上に資する設備の整備

 

 

●補助金額

補助金額は補助対象となる経費の1/3となっています。

 

補助事業が完了してから1ヶ月を経過した日、または補助完了年度の翌年度の4月10日のいずれかの早い日までに完了実績報告書を提出します。

 

補助金の交付は報告書の提出から2~3ヶ月程度です。

 

  • おわりに

地域の魅力を外国人に伝えるには観光しやすい環境整備は大切です。特に洋式トイレなどは生活が欧米化している日本人にも喜ばれます。『訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業』で是非、現代に合った環境整備を進めて下さい。

 

 

■参考

観光庁

訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金交付要綱

訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業実施要領