補助金と助成金ノート

北陸の田舎で経理(13年)をしております。主に実体験を踏まえた補助金や助成金について綴ります。

技術シーズの発掘と事業化を支援する【研究開発型ベンチャー支援事業】とは?

『研究開発型ベンチャー支援事業』をご存知でしょうか?
国立研究開発法人であるNEDOが技術のアイデアを公募から選び支援する事業のことです。

 

「エネルギー・環境問題の解決」と「産業競争力の強化」のための技術を有する企業、大学、研究機関を政策的にサポートしている『研究開発型ベンチャー支援事業』のシステムについて綴ります。

 

 

 

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助成対象となる技術と条件

『研究開発型ベンチャー支援事業』の対象となる技術は以下になります。

対象となる技術

①  経済産業省所管の鉱工業技術(原子力技術は除く)

②  具体的な技術シーズを持っている。

③  研究開発要素がある。

④  競争力を強化するための技術改革を作り出せる可能性を秘めている。

 

上記の表には無い実証段階の技術シーズに関しては、研究開発要素があることが認められれば申請することができます。創薬で治験を実施する場合は、早期第Ⅱ相試験まで申請が可能です。

支援は助成対象となる技術を有する他、日本に拠点を置くみなし大企業に該当しない民間企業であり、助成対象技術を完成・事業化する能力を有している企業に対して行われます。

 

条件に付いては次項の支援金額に関する解説もご覧ください。

 

『研究開発型ベンチャー支援事業』の支援金額

『研究開発型ベンチャー支援事業』の支援を受けるためには、研究開発ベンチャー(STS)がNEDOの認定するベンチャーキャピタル(VC)から、を平成30年2月14日以降に助成対象費用の 1/3 以上の出資を受けている、もしくは受ける予定であることが前提条件となります。

 

助成金額について(精算払い)

交付する期間

交付決定日から1.5年間

助成率

助成対象となる費用の2/3

助成金額

7,000万円以下

 

申請時にVCからの出資を受けていない場合、支援決定から30日以内に出資を受けることができなければ採択が取り消されてしまう点に注意が必要です。また、NEDOが公開している公募要領では、不正等が発覚した場合は、罰則や返金のだけでなく、企業名を公開する可能性があることを示唆しています。

 

申請方法

『研究開発型ベンチャー支援事業』の申請手続きは、プロジェクト名・応募件名・研究者名・所属研究機関名・予算額・実施期間が公に公開される、府省共通研究開発管理システム『e-Rad』への登録を事前に済ませている必要があります。

 

e-Radへの登録後、NEDOに対して申請手続きを行います。
申請書はNEDOのホームページからダウンロード可能です。
■NEDO:補助・助成事業の手続き・マニュアル

 

交付決定は採択・不採択を問わずNEDOから行われます。

おわりに

日本で未発達とされているベンチャーエコシステムを導入している『研究開発型ベンチャー支援事業』は、これからの支援事業のモデルとなりそうです。